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2007年6月 7日 (木)

2007年6月礼文島旅行

花の島に行ってきました。Dscf1476r

6月2日() 

1350分関空発で稚内へ。2ヶ月前の発売日には特典航空券がまったく手配不能であったのに、座席は2割ほどのガラガラ状態。上空から端正な円錐形の羊蹄山、同じく利尻富士がくっきり見えた。稚内到着後、バスで市内へ(590)。道路標識にロシア語が併記されており国境の町へ来た感じがする。全日空ホテルは稚内唯一のシティーホテルできれい。部屋から目の下にフェリーターミナルから海が見える。

夕食は北市場の上の食堂へ。エビタコしゃぶなどを頼む。

食事後、稚内駅のレールの北限、北防波堤プロムナードを見る。冬の波はすごいのだろう。

6月3日()

620分のフェリーで香深へ。波はなく、途中から利尻島も見えてきた。香深到着後レンタカーを借りて島の北へ。車はPlatz4WDだった。離島料金で割高。まず久種湖に寄って、ミズバショウの群生地を見る。もちろん、花の時期はとうに過ぎていてなごりの花と、巨大な葉っぱが一杯。クロユリがちらほら2輪ずつ咲いている。木道から湖のほとりに出て、バードウォッチングの覗き窓の横を通って、礼文森林(もり)の丘に登ってみた。Dscf1455 キジムシロの花がきれいなところを上っていくと、礼文岳が行く手に見える。振り向けば久種湖、船泊の町が見える。Funatomari ここへ観光客は誰も来ないため、静かでいいところだ。

車に戻って、浜中からアツモリソウ群生地の前はバスが2台止まって込んでいたのでパスして澄海(スカイ)へ。イワベンケイなど岩壁の花と、海の水のきれいなこと。西上泊の工房をちょっと覗いて、鉄府へ。ゴロタ浜のほうへ土道を行くと、道端にアツモリソウが咲いていた。金網で囲ってあるが、群生地以外にも残っているのは心強いことだ。ゴロタ浜で穴あき貝を少し拾って、ふたたび、アツモリソウ群生地へ。今度は人も少なくなっていたのでゆっくり見ることができた。監視員さんによると、今年は、霜にやられて木道の近くは赤くなって全滅、斜面の上のほうだけしか咲いていないのだそうだ。それでも、クリーム色のふっくらした花は見事。保護募金をしたらスタンプカードを渡してくれた。

さらに北に向かって、坂を上ったところの銭屋五兵衛の碑を見た。樺太貿易を行い、江戸からキンツバなどをもたらしたそうだ。坂を下りてスコトン岬へ。トド島を目の前に見る。冬場にはトドが見えることもあるそうだ。昼飯代わりにイカ焼きを食べる。解禁になったばかりというバフン雲丹を横浜と神戸に送る。

海岸沿いを江戸屋、船泊へと戻り、礼文空港へ寄ってみる。定期便廃止後何年かたって建物は閉鎖のままだ。

海岸沿いに戻って金田の岬を回り、高山植物園を覗いて見る。アツモリソウの人工栽培も順調で、たくさん花が咲いている。手入れをしているのを見ると、雑草の除去が大仕事のようで、氷河時代からの貴重植物と外来植物の生存競争のように見受けられる。他にもウルップソウとかいろいろあって、入場料300円は値打ち。

南に戻って、道端のウニ剥き体験に入ってみる。ムラサキウニを道具を使ってこわごわ剥いてみた。教えてもらったとおりやればまずまず形よく取り出せた。その場で、海水の味で食べた味はさすが。一個500円なり。

道端の金環食の観測記念碑は彫刻と利尻富士の調和が意外ときれい。香深に戻って桃岩のほうに車を走らせる。桃岩展望台への細い車道を人をかき分け進む。車を止めて最後の階段を上る。霧が流れているが、オオバナノエンレイソウ、キバナノアマナ、ホソバノアマナなどなど花は多い。展望台から桃岩も霧の中だ。さらにコースをたどるとレブンコザクラエゾノハクサンイチゲの群落が見事だった。「ichige.AVI」をダウンロード ここで引き返して車で桃岩トンネルを抜け猫台、桃台へ。猫岩は本当に猫の後姿のように見える。振り返ると桃岩は霧に半分隠れている。レンタカーを返しに行って旅館まで送ってもらう。今日の宿はかもめ荘。何かの間違いで予約が入っていなかったが、無事チェックイン。今日は、ほかに客は無く静かでおかみさんとゆっくり話も出来た。明日は満室とのこと。新しい宿で海側の部屋から利尻の眺めが美しい。

夕食はウニ、かに、刺身、牛肉の鉄板焼きもついて満腹。おまけのタケノコも賞味。

6月4日() 

8時に宿の車で送ってもらって、香深井の礼文林道入り口へ。道端の桜が咲いていた。この林道はときどき地元の人の車が通る程度で静かに歩くことが出来る。レンタカー店もここは走らないようにといっていた。道端に小さな花がいろいろ咲いている。地元の人に何をしているのか聞いたらタケノコ取りですとのこと。小一時間歩いて礼文滝への分岐に到着。時間があるので行ってみることにした。少し下って谷を二つ越えたあたりから登りなおして高山植物の一杯咲いているところが始まる。レブンコザクラ、エゾノハクサンイチゲ、ミヤマオダマキに始まって白、黄色、紫色の花が一面に咲いている。ウスユキソウも1輪だけだが早くも咲いていた。高山植物の監視員がいたので花の名前を聞いた。ゴゼンタチバナだと図鑑をめくって教えてもらった。急な斜面を谷まで下るが斜面は花で一杯。Dscf1535r そこから谷に沿って下ると両側の斜面はハクサンイチゲなどが上の方までずっと続く。礼文島の原風景が残っているのではないかと思う。Dscf1543r 風に揺れるのが何ともかわいい。「rebuntaki.AVI」をダウンロード 海が見えるところまで下ると礼文滝の上に達し、最後の斜面を下ると海岸だ。セグロカモメが谷川で水浴びしている。

ここから海岸沿いは歩けないため今下ってきた道を稜線まで引き返す。途中、タケノコがところどころ出ている。

礼文林道に戻って星の丘と呼ばれるロープ囲いの高山植物の生えているところを見て回る。林道から三角山、268m峰の向こうに利尻富士がきれいに見える。元地を見下ろすウスユキソウの群生地は、まだウスユキソウの葉っぱも見えず。月末か来月あたりが見ごろなのか。レブンコザクラはかなり咲いている。このあたりで道端に座って元地を見下ろしながら今朝コンビニで買った昼飯を食べる。林道の終点あたりでレブンハナシノブバイケイソウが咲いていた。そこから昨日車で上った桃岩展望台に歩いて上る。今日は、桃岩も下の海もはっきり見える

桃岩台展望コースを南に歩く。昨日は霧で花が目立ったが、今日は天気で景色が見えるから花が目立たないのは面白い。エゾノハクサンイチゲの群落を過ぎるとクロユリがちらほら。久種湖では2輪ずつ咲いていたが、ここでは1輪咲きだった。

元地灯台に向けて登り直し、少し下ると灯台があった。灯台からだらだらとした下り道を行くとレブンキンバイソウが咲いていた。知床漁港まで下ってバスを待つ。やってきたバスの乗客は一人、折り返し1504分発のバスは他に誰も乗っていなかった。終点の病院前で降りて(運賃280)、アイスクリームを食べ食べ宿に帰った。明日の稚内のレンタカーを予約。今日は団体さんも入って宿は満室、賑やかな夕食だった。筍をゆでてもらって食べたがけっこう柔らかくておいしかった。

65()

Yoake 8時に宿を出て845分のフェリーに乗る。ターミナル向かいの土産物屋で買い物をしてフェリー乗り場に行くと団体の長蛇の列の最後尾だった。桃岩荘の派手なパフォーマンスを見ながら船は香深を去っていく。また2時間で稚内に帰ってきた。全日空ホテルに立ち寄って忘れ物を受け取りレンタカ-店に。Vitzを予約したが今日は先方都合で運良くPriusにあたった。静かに軽快に走る。

まずノシャップ岬に。納沙布岬とノシャップ岬の違いに初めて気がつく。イルカ像前で写真を撮ったあと引き返して稚内公園を上る。氷雪の門から樺太が外国になってしまった無念さが伝わってくる。サハリンが見えているか定かでなかったが稚内市街の眺めは良好。カラフト犬の慰霊碑を見る。百年記念塔には登らないで、丸木舟を見る。

238号線を間宮林蔵の船出の地とかを横目に見て宗谷岬まで走る。バスが一杯来ていて、日本最北端のモニュメント前は写真を撮る人が引きも切らない。昼食は目の前の最北端食堂に入る。

宗谷公園に上り、平和記念碑などを見てクロウシの牧場の広がる宗谷丘陵を走る。氷河の浸食跡が残っている。ちょっとイギリスのFarmを走っている感じだ。国道に戻って空港まではすぐ着いた。稚内の走行は70kmだった。稚内1635分発で関空まではほぼ満席、定刻からやや遅れて到着。関空で乗り合いタクシーに大分待たされて自宅に午後9時に着いた。

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